2020年9月16日のAppleイベントで発表されたiPadAir4。
このコロナ環境下で急激に需要を伸ばしているタブレット市場の中、注目していた人も多いのではないでしょうか。
今回はこのiPadAir4について発表内容をもとにして簡単に解説します。
目次
iPadAir4の特徴
細かい所は割愛して、大きなポイントはこんな所です。
- 5種類のカラーバリエーション(ローズゴールド、グリーン、スカイブルー)
- 64GB または 256GB の容量
- Touch ID を搭載したトップボタン
- 磁気コネクタ
- USB-C
- iPadPro同様のベゼルレスデザイン
ではこのモデルが買いかどうか、評価していきます。
iPadProと比較してみる
評価にあたり、多くの方が悩まれるであろう iPadPro(2020年モデル)と比較してみます。
細かい違いはあるが、判断基準になるのは概ね下記の通りですね。
認証方法の違い
iPadAir4はAppleデバイス上初となる、トップボタンに内臓されたTouchIDが採用されています。
一方のiPadProはFaceID。
この認証方法の違いはiPadをどのように利用するかによって評価が異なってくると思われます。
下記に示す運用をする場合は、TouchIDを便利に利用できるでしょう。
TouchIDが有効なケース
- iPadを家の中だけでなく外に持ち出す事が多い
(昨今のコロナ禍において、マスク着用時はFaceIDが有効に働かない) - iPadを手に持って作業する事が多い
(トップボタンまでの指の移動が苦にならない)
逆に上記に当てはまらない、自宅運用がメインでキーボード操作の比重が多い場合FaceIDの方が便利 / TouchIDでは不便というケースが発生します。
ProMotionテクノロジーの有無
iPadProにはProMotionテクノロジーが搭載されています。
これが何に効いてくるかと言うと、ApplePencilを利用した作業です。
(絵に限らず、字を書くケースも同様)
これに関しては「百聞は一見に如かず」なので下記動画を参照。
この動画を見ていただく事で、ProMotionテクノロジーの要否を判断して頂けるのではないでしょうか。
(ただ、60Hzでも使っていれば慣れるという声も聞きます)
ストレージ・価格の違い
前段の2点に関しては、どちらが好ましいか意思決定できますが、この「ストレージ・価格」の違いについては悩ましい所ですね。
iPadAir4のストレージ・価格設定は
- 64GB : 62,800円
- 256GB : 79,800円
となっています。
ここで重要になるのは、64GBで十分か否かという観点です。
iPadをどのように利用するかによりますが、ごくごく一般的な利用をした場合20〜40GB程ストレージを消費します。
この状態で+αの作業をしようとした場合やiPadOSのアップデート時等、ストレージを消費する作業に制約が発生するリスクがあります。
そのリスクを回避するために256GBを選択すると、79,800円となりiPadPro(128GB)の84,800円にかなり迫ってしまうのです。
+5,000円で認証方法の違い(ここは利用スタイルの違いがあるので一概にどちらが良いとは言えませんが)やProMotionテクノロジーを獲得出来るのであれば、それはiPadProも選択肢にはいる可能性もあります。
結論
ここまでiPadAir4とiPadProの違いに触れながら判断基準を解説しました。
この中でも特に重要なのは認証方法の違いでしょうか。
今回のトップボタンTouchID、恐らくiPhoneであれば手放しで評価して良いと思うがiPadの場合は少し悩みますね。
とは言え、外使いがメインで容量もそこまで使わないケースではiPadAir4はオススメできます。
利用シーンを想像し、どのような形でiPadを活用するかイメージする事で答えが見つかるのではないでしょうか。